
和文文字を斜体にする方法

- Illustrator
で和文を斜体にしたい。
- 頭揃えで改行できるようにしたい。
ココがポイント
結論:
テキストボックスを作ることで、シアーツールで斜体にしても頭揃えを崩さずに済む。
皆様こんにちは。ユウスケと申します。
日々の生活で役立つ情報を発信しています。

今回は、Illustratorで和文を斜体にする方法をご紹介しようと思います。
この方法はテキストボックスを使用して頭揃えを実現しているため、一度適切な位置に配置すると、文字送りも自動でできるようになるためかなり使い勝手のよい方法になります。
それでは説明していきます。
目次
1.和文書体は、書体の設定では斜体にできない
欧文書体は書体の情報自体にイタリックが含まれているので、「文字」パネルの設定で斜体に変更することができます。
しかし、和文書体の場合は、斜体を「文字」パネルの設定だけでは実現できないため、「シアーツール」を使用して目的の体裁にしていきます。
2.「シアーツール」
とは
Illustratorの機能である「シアーツール」
を使用すると、角度を入力することでオブジェクトを傾けることができます。
この機能はテキストに対しても行うことができるので、この方法を使い和文を斜体にします。
3.文字を斜体にしてから頭を手動揃えする方法
この方法は、斜体にするまでが早くイメージをつかみたいときに使うと便利でしょう。
3.Step1_テキストをシアーツールを使い変形
テキストをテキストブロックを作らずに入力してOKです。
3.Step2_改行すると文字の先頭がずれるので手動調整
斜体にしたテキストを改行すると、文字の先頭がずれます。これは、文字一字一字を斜めに変形しているわけではなく、テキスト全体を変形しているため、2行目以降が1行目からずれてしまうのです。
今回は、段落設定を使い2行目以降を整えております。文字間やスペースなどを使うことでも調整できます。
4.テキストボックスを作り文字の先頭をそろえる方法
この方法は、テキストボックスであらかじめ、行間や文字揃えを調整します。最初の調整に手間がかかりますが、大量テキストの流し込みなど修正範囲が広いときには便利な方法です。
4.Step1_テキストボックスを斜めに変形
テキストボックスを作成。1行分のボックスに変更して「シアーツール」で斜体にする。
4.Step2_行数を増やして行頭を揃える
行数を増やす。Shiftを押しながら移動すれば垂直に変形できるため、行頭を頭揃えにすることができます。
行数を増やした後でも、「整列」の「水平方向左に整列」を利用すれば行頭を揃えることができます。
4.Step3_それぞれの行をリンク
オーバーフローしているテキストを利用して、それぞれの行をリンクします。
オーバーフローしているテキストボックスの左下にある十時「」をクリックして、次のテキストボックスの先頭でリンクマーク「」が出たところでクリックします。このようにして、個別のテキストボックスをリンクさせることができます。
テキストボックスをリンクすると、ボックスサイズを超えるテキストを入力すると次の行に文字をおくることができます。
まとめ
お疲れ様でした。
和文書体では、書体の設定では斜体にできないため、「シアーツール」を使い、オブジェクトを変形して見た目を斜体に調整します。
また、テキストボックスを使用することで、行頭揃えも行うことができるようになります。
最後までご一読いただき、ありがとうございました。