
テキスト同士の重なった部分を色変更

- Illustratorでテキスト同士の重なった部分の色を変更したい。
- テキストをアウトライン化せず、「ライブペイント」「パスファインダー」を使用したい。
ココがポイント
結論:テキストの状態では「ライブペイント」「パスファインダー」で塗りを分割することはできませんでした。(2020/04/16現在)
そこで、「クリッピングマスク」を利用します。「クリッピングマスク」で塗りを分割する方法は、時間もかからず、やり方も簡単です。
皆様こんにちは。ユウスケと申します。
日々の生活で役立つ情報を発信しています。

今回は、Illustratorを使用して、テキストをデコレーションしていこうと思います。メニューバーの「オブジェクト」から「クリッピングマスク」「作成」を選択することで、テキスト同士を部分的にくり抜くことができ、面白いデザインに仕上げることができます。
参考
「パスファインダー」「ライブペイントツール」を使用したい方へ
文字をアウトライン化します。
文字をアウトライン化するとオブジェクト同士の重なりを色変更することになります。
そこで、以下の記事からオブジェクトの分割方法を試してみてください。
説明は「塗り」と「パス」になっておりますが、「塗り」同士でもやり方は同じになります。
目次
1.「クリッピングマスク」で分割できているように見せる
1.Step1_「文字タッチツール」でお好みのバランスに
まず、「文字ツール」を使用してロゴにしたい文字を入力します。書体をお好みの物に変更。
「文字タッチツール」を使用して一文字一文字のバランスを変更します。
メモ
「文字タッチツール」はマウス操作だけで、直感的に文字のバランスを調整できます。
「大きさ」「回転」「文字詰め」「長体」「平体」が変更可能です。
Adobe公式説明リンク:
1.Step2_「クリッピングマスク」でカットするパーツを準備
もう一つテキストを作成します。
「クリッピングマスク」用のパーツを3つ作成します。
作成したパーツの上下関係を上図のように「一番上」「二番目」白文字の
「三番目」黒文字の
とします。
「レイヤー」パネルで確認する方がわかりやすい人は、「レイヤー」パネルの図版(2枚目)を参考にしてみてください。
テキストの位置を上図のようにそろえます。(「二番目」の白文字と「三番目」の黒文字
がピッタリそろっている状態にします)
1.Step3_「クリッピングマスク」を実行
「一番上」と「二番目」の白文字
をともに選択。
メニューバーの「オブジェクト」から「クリッピングマスク」、「作成」を実行します。
1.Step4_それぞれに配色をしていく
次に色を変更していきます。
「クリッピングマスク」をしたオブジェクトを選択して、コントロールバーの「マスクを編集」を選択。(一度「オブジェクトを編集」と「マスクを編集」を切り替えると色がうまくつきます)
または、「レイヤー」パネルでマスクに使用したテキストを選択します。
選択できたら、好みの色に配色します。
後は、「マスク」に使用していると「三番目」の黒文字
の塗り色をそろえます。
「レイヤー」パネルで確認する方がわかりやすい人は、「レイヤー」パネルの図版を参考にしてみてください。
以上で完成です。お疲れ様でした。
参考
参考までに、それぞれの色が3つの文字パーツのどれに対応しているのか上図に示しております。配色をカスタマイズする際に、参考にしてみてください。
まとめ
お疲れ様でした。
今回は、Illustrator(イラストレーター)の「クリッピングマスク」機能をつかい、「テキスト同士で重なった部分が分割できているように見せる方法」について解説してきました。
最後にポイントをまとめておきます。
ポイント
- テキストの状態では「ライブペイント」「パスファインダー」で塗りを分割することはできませんでした。(2020/04/16現在)
- 「クリッピングマスク」を使用して色を分割する方法です。
- マスクで切り取った文字と元の文字の位置をそろえておくことできれいに分割できてるように見えます。
ご一読ありがとうございました。